夏に恋する女たち - 大貫妙子
真夏の夜の夢ごとに
誰も酔いしれ恋する
あなたの熱い眼差しで
私の夏が始まる
ふたりは夜を駆け抜けてく
まるで子供のように
短かい愛の戯れは
鮮やかすぎて哀しい
きらめく街をふりむけば
想いは遠く虚う
風のテラスで語りあった
微笑はかえらない
光の海で
lave toi et viens avec moi
群れ遊ぶ 魚達よ
頬よせて
lave toi et viens avec moi
抱きしめて
恋人達の舗道に朝が来る
私はそっと目をとじて
あなたの肩に寄りそう
迷いを捨ててもう一度
ふたり明日を見つけた